こちらも3年ぶりの開催となった野辺山ウルトラマラソンですが東の横綱と呼ばれるほど高難易度なコースの大会となっています。今回で28回目の開催と歴史ある大会となっており100kmを10回完走するとデカフォレストの称号と黒色のゼッケンを貰えるのでデカフォレストを目指して挑戦しています
仲間に助けられモチベーションアップ
富士五湖でのリタイア回収から悪いイメージが拭いきれないなか、練習はしていたものの大会まで2週間という段階でもモチベーションが低いままでした。10kmを走ってもペースは全然上がらずスロージョグなどでも気分転換にならない。そんな時にランニング仲間からマラニックのお誘いがあり岐阜県本巣市から自然豊かな道を28km走るイベントに参加
どうってことない田舎道かもしれませが解放感のある景色がたまらなく好きです
豊かな自然とこれから進む先が見渡せるコースを走るうちに気持ちの整理ができ、次第に『早く野辺山を走りたい』と思いはじめました。普段は1人で練習していましたがマラニックに誘ってもらった事で仲間に助けられモチベーションが一気に上昇しました
大会前日の宿泊
野辺山ウルトラマラソンには仲間と参加する事が多く、いつも宿を手配していただいています。恒例となったペンション【かんだんけい】さんに宿泊
宿泊料金は基本的に2~3人の相部屋利用で1人12000円前後(細かい数字を覚えていません)となります。
かんだんけいの雰囲気
施設内はウッド調の温かみのある雰囲気で自然を感じながらリラックスできます。
入浴は家庭サイズよりは大きい程度のバスルームがありますが先着制となりますので早くお風呂に入りたい方はチェックイン後すぐがおすすめです
かんだんけいの料理
食事は魚と野菜とちょっとだけ肉といったコース料理になります
まずはサラダ。野辺山の周辺ではレタスが特産なので地元のレタスでしょうか
次に魚料理ですがグリーンソースに加え野菜まで添えられているので野菜づくしです
メインは肉料理としてマスタードソースがたっぷりかかったパリパリに焼いたチキン。ここにもお野菜がふんだんに使われていますね
ここの何が素晴らしいかと言うと大会前日に体にやさしい料理をいただけるので私みたいに自由に食事をさせると前日から大宴会しちゃうような人にはありがたいです(自分でコントロールしなさいと言われそうですが)
朝食も2時半に用意していただけます。バランスの良いラインナップと澄まし汁にお餅が入ってるのが嬉しい気遣いです
野辺山ウルトラマラソンの荷物準備
野辺山ウルトラマラソンもドロップバッグが無いため100kmで使用するアイテムは全て持って行く必要があります。今回も荷物だけを見れば持ちすぎをやってしまってます
ウェアはいつものおなじみのユニフォーム。毎回これで走っていますのでブログをご覧になっている方でもし出走される方や現地応援される方にお会いできたら嬉しいです
ジェルにチョコバーなど食べ物系や塩飴、日焼け止めなども持って行く予定で準備しています。富士五湖の反省から減らしてはいますが、まだ多いですね
野辺山ウルトラマラソンスタート
前日からゆったりした時間を過ごしスタートラインに。当日は天気予報では晴れでしたが早朝は小雨の中スタート
雨の影響からかスタート時は長袖の方も多く見受けられます
10km通過する頃には雨も止み八ヶ岳が姿を見せてくれました。と同時に気温も少しづつ上がり長袖では蒸し暑さを感じはじめました
21kmくらいでコース最高地点に2時間15分で到着。野辺山ウルトラマラソンのコース最高地点は1908mと流石の標高の高さです。天気が良い日には富士山がちょこっと見えますが富士山が見える天気の良い日には気温が上昇するので、それも考え物ですね
必死すぎる中盤
だいたいどのウルトラマラソンでも中盤の写真はあまり撮りません。理由としては一番の正念場やタイムを稼ぐなら中盤が大事だと思っているからです。例えば50kmを5時間切りできたとすると残り50kmを9時間でゴールすれば良くなります。このタイムはフル歩きでもゴールできちゃうほどの余裕時間を持っていることになるので、50km~60kmまでは勝負
野辺山ウルトラマラソンでも勝負に出て50kmを5時間45分で通過。予定より45分遅かったので70kmまで勝負しかけていました
馬越峠は本当に山場なのか
野辺山ウルトラマラソンを語るうえで馬越峠がピックアップされることが多いですが、正直なところピックアップするほどの山場だと思いません。76kmから79kmくらいまでの3kmの区間なかなかの傾斜の馬越峠を走りますが、あえて勝負する必要はないかなと思います。距離としては3km程度なので走った時と歩いた時の差があまりできないので私は最初から歩く計画をして先にその分の時間に余裕を持っておきます
馬越峠を越えればあとはハーフ距離
馬越峠を越えると残り21kmの表示が出てきます。そして下り坂が続きます。
あと3時間40分でハーフを走れば良い=10kmを1時間50分で走れば良い。もう全部歩いても間に合う時間が残りました。そしてこの先は下り坂がやってきますのでゴールはほぼ確実のものとなりました
ラスト10kmを2時間残しで通過
残り10kmを2時間残しで通過しましたが、これが言われる最低な10kmと呼ばれる区間
写真の奥のほうにも見えますが真っ先に登り坂がやってきた後で大した下りは来ず、その後はずっと先まで途方もなく見渡せる田園地帯をひたすら進んでいきます
長い一日が終わりを遂げる
時間があるのでエイドによってスタッフの方にお礼を言ったりでのんびり過ごし、13時間50分と制限時間をいっぱい使ってのゴールとなりました
自信としては3回目の野辺山ウルトラマラソンの完走となりました。
たくさんのボランティアやスタッフのかた、応援をしていただ地元の皆様に支えられて無事ゴールする事ができました。感謝しかありません
デカフォレストまであと7回(まだ遠いですね)
野辺山ウルトラマラソンの感想と次回へ向けて
2022年野辺山ウルトラマラソンの感想
◇時間一杯使ってゴールする程度の余裕があった
◇自然豊かなコースで気持ちが良い
◇ボランティアやスタッフのかたが素晴らしく元気をいただいた
次回へ向けて
◆デカフォレストまであと7回。必ず1回は何か起きると思いますので油断大敵!必ず練習を積むこと
◆荷物の選別ではまだまだ改良の余地あり
◆次回から仲間が参加しないので1人で宿などの手配をすること
◆50km通過は5時間以内を狙っていく
以下、備考となります。
途中でも述べましたが馬越峠は警戒はしても良いけど対策をするほどの距離やウェイトでは無いので、登り坂が苦手な方は野辺山マラソンでは下り坂も同じくらい多いため下り坂で稼げばゴールは確実に近づいてきます。攻めどころと抑えるところを事前に考えておくのをおすすめします